■位置■陽の沈む大地「マグレブ」の国
北アフリカのモロッコ、アルジェリア、チュニジアを総称して「マグレブ」と呼ばれています。マグレブとは「西方向」また「陽の沈む大地」の意味。日本との位置関係は「日出ずる国」と対照的な表現を受けるとおりで地球の裏側に近い。モロッコはそんなマグレブの国のなかでも西の端に位置する。北方はジブラルタル海峡を挟んでヨーロッパ大陸。スペインのアルヘシラスから高速船で1時間、14kmという距離にあり、まさにヨーロッパからアフリカへの玄関口となっている。西方は大西洋、東方はアルジェリア、南方は西サハラを挟んでモーリタニアと接しています。
■地理■大きく2つの表情を持つ豊かな大地
総面積:約71万平方km2
国土の中央には、北部から南部にかけてアトラスと呼ばれる山脈が走っています。とくにオート・アトラスは4000m級の高い峰が連なっております。この山脈がモロッコの地理・気候を大きく2つに分けているのです。アトラス山脈から大西洋岸や地中海岸にかけては肥沃な平野が広がり、小麦やオリーブ、ブドウなどの豊かな穀倉地帯となっています。首都ラバトやカサブランカ、アトラスから南東は砂漠とオアシスとなり、南下してゆくと、砂と岩のサハラ砂漠が広大に広がり、オアシスが点在する風景となります。
■首都■「庭園都市」ラバト
モロッコの首都はカサブランカ?とよくまちがえるのですが、正式な首都はラバトなのです。そのラバトは人口約150万人で、緑豊かな公園、ヤシの並木が広がり、その美しさはまさに庭園都市と呼ばれるにふさわしいのです。中心部は、近代化され、各国大使館や各官庁の建物が建ち並び、フランス風のカフェなどが連なり、コロニアル風の素敵な町並みなのです。歴史の面影がうかがえるラバトはぜひ訪れたい場所のひとつです。
■町の形態■ メディナと新市街
町のほとんどは、旧市街メディナと、新しい市街地に分かれている。城壁に囲まれたメディナは、ラビリンスと称されるように、人がやっとすれ違えるくらいの狭い路地が走っていて、スーク(商店街)やみやげ物のお店、住居などが所狭しと詰まっています。メディナがもっともモロッコらしい魅惑の世界を見せてくれる観光名所です。メディナとは、アラビア語で「預言者の町」という意味を持ちます。
■宗教■
〜スンニー派のイスラム教を信仰〜
モロッコの国民は、イスラム教のなかでも正統でしかも戒律の厳しいスンニー派が大多数を占めます。多くの国民は教えである五行を順守し規則正しい生活をしています。しかし、フランス統治下より、モロッコには西洋文化が流れ込み、都会での生活はヨーロッパ的になり、ほかの中近東諸国と比べ戒律が若干ソフトに感じられます。マグレブ地方に限っては、教義の戒律を守るのは個人の選択にとなっているようです。ユダヤ教徒、キリスト教徒も若干います。
■国際電話のかけ方■
国際電話認識番号+日本の国番号+市外局番の最初の0を取った番号+相手の番号
(例)00+81+3+5123-4567
最近では携帯電話が普及し、公衆電話は少ない。また故障している場合も多いので気を付ける必要がある。若干高いがホテル等でかけるほうが確かではある。
■ビジネスタイム■
金曜日はイスラム教徒の祈りの日であるため、営業時間がほかの曜日と異なるので注意。ラマダン中も営業時間が短縮されます。(9:00〜15:00)
商店(標準的)
9:00〜12:00、14:30〜19:00
※旧市街メディナではサマータイムは8:00〜、ラマダン中は10:00〜17:00。新市街は日曜休み、メディナは金曜日は休みが多い。
いずれにしても常に確認したほうが間違いは少ない。
■気候>■
〜地域によって大きく異なる気候〜
モロッコは1年中暑いことがありません。内陸から地中海岸にかけては四季があり、冬の山岳地帯では積雪も見られます。平均しト気候は過ごしやすいのですが、地域によっては昼夜寒暑の差が大きく、20℃くらいあることもあります。降水量は極めて少ない。
4〜5月、10〜11月が雨期、6〜9月は乾期
地形的に変化が多いモロッコでは、地域により気候もそれぞれあります。地中海沿岸、大西洋沿岸、内陸高原、山脈地帯、砂漠地帯等。訪れる季節、地域に合わせた装備と衣服の準備をしていってください。
●モロッコの今日のお天気・気温の情報サイト こちらから→maroc meteo com
■治安■
〜ムスリムの国でもっとも旅しやすいと言えるでしょう〜
モロッコは、年間300万人の旅行者を迎え入れる観光国でもあります。尊敬されている国王により内政も安定しているため、治安はかなり良く、安心して旅を楽しむことができます。言い寄ってくる自称ガイドが多く、最近は警察の取り締まりが厳しくもなりましたが、メディナ等での、スリやひったくりも多いので気をつけてください。
イスラム教を国教とする国であるため、とくにひとり旅の女性は夜間の外出は厳禁です。昼間でも過激な服装は避けましょう。複数人でも、夜遅く街を出歩くのは控えた方がよい。
●日本外務省によるモロッコ安全情報サイト こちらから→海外安全ホームページ
<言語>
〜アラビア語とフランス語〜
公用語はアラビア語だが、フランス語も全土でよく普及していて通用します。英語やスペイン語が都市部のホテルやレストランで少々通じます。旅を楽しむのに英語やスペイン語では難しい。地元の人とコミュニケーションをはかるために、フランス語の簡単な会話集を勉強すると効果的です。
<民族>
〜国民の6割がベルベル人〜
総人口の60%が先住民族のベルベル人
セム族系とラテン系とネグロイド系の混血
セム系のアラブ人が30%
ユダヤ人やフランス人が少々
民族間の対立は少ない。