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取材撮影コーディネート

カサブランカ空港内、出国ロビー左50M
日本人デザイナーが企画製作したオリジナル商品/高品質伝統品/アンチック/トアレグ銀細工/革バック/ベルベルキリム、絨毯各種/バッブーシュ/寄木細工/民族衣装他豊富
出会い系バイク?

マラケシュの大道芸人の広場、ジャマエル・フナを中心に町はどの方向へも大きな道路が走っている。旧市街を除いて、新しく作られた町だけに、清潔で広々、実に気持ち良い。今の季節は春真っ盛り、熱帯樹や原色の花々が咲き乱れ、おまけに、オレンジの樹々から芳しい匂いも風に乗ってやって来る。天国だ・・。

町が大きいだけに人々の足は様々。クラシック馬車がタクシー代わりにひずめの響きを路面に打ち鳴らし、オートバイが町中を掛け抜ける。美しい民族衣装を着た、マラケッシュ娘達がバイクに跨り疾走する姿は眩しい。

その昔、僕がまだ20代の初々しい若者の頃、今流行りの”出会い系サイト”なんてまだ無かった輝ける時代に、このマラケシュの町では密かに、オートバイそのものを出会い系の道具にしてしまった若者がいた。動機はそれ程複雑なものではない。タクシーに乗ってぼられ、馬車の乗り方も理解できず、それでは歩こうとすれば、しつこいガイド達に付け回され、挙句は徳にもならない喧嘩沙汰・・。

そんなある日、ふと道路を見ると、美しい娘達が乗るバイクが次から次へと走り去って行くではないか!勿論、髭の濃い、目付きの鋭い叔父さんや、叔母さんの乗るバイクも有ったに違いないが、若い僕には見えなかった。
ヒッチハイク?そうだ、そうしよう・・・。勇気を出して手を挙げればいいんだ。僅か数秒で白黒の勝負が着く出会い系ヒッチバイクは?パソコンもメールを出すこともない真剣勝負。嘘の記載も無ければ、他人の写真を送って相手を騙すことも無い。直接対面する一発勝負である。まあ当時そんなことを考えていたかどうかは別にして、ヒッチバイクが始まった。

結果は大成功、マラケシュの女性だけでなく、男性も、年配の方も本当に優しかった。色んな方々が親切にしてくださり、また多くの出会いが生まれた。あれから20ゆう余年。相変わらず、バイクを走らせる人の数は多い。替わったのはかつてのフランス製モビレットバイクから日本製の中古スクーターに主役の座が移ったこと。

オレンジの香りを乗せてマラケシュ娘のお色気バイクが今日もさっそうと、風と共に走り抜けていく・・・。

text&photo by MURAKAWA



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