CONTENTS



取材撮影コーディネート


ベルベル本革バッグ
価格/Sサイズ350DH
(4500円)
Mサイズ500DH
(6500円)
カサブランカ空港内、出国ロビー左50M
日本人デザイナーが企画製作したオリジナル商品/高品質伝統品/アンチック/トアレグ銀細工/革バック/ベルベルキリム、絨毯各種/バッブーシュ/寄木細工/民族衣装他豊富

Produced by MARI FUJITA

マラケシュのラマダン

今年も、ラマダンの季節がやって来た。日中は飲食することが出来ない期間が一ヶ月続く。その代わりに、日没(今年は5時45分頃)以降は「断食明け」を皆で祝って、毎日特別なお菓子やご馳走を食べるので、月を通じてお祭りムードがある。とりあえずお祭り好きのマラケシュっ子の出番だ(但し、夕方以降に限るが)
写真;上段がラマダン菓子「シュバキヤ」。計りを見ながら大忙しのお菓子屋さん。

ところで「今年のラマダンは楽勝だな」と余裕を見せるマラケシュ人が多い。実は「ラマダンの耐えやすさ」は、「貧しい人の気持ちを分かち合おう!」という宗教心の他に、ラマダンの巡ってきた「季節」も大きく影響する様だ。イスラム暦(太陰暦)は月の満ち欠けの周期(29〜30日)を1カ月としていて、太陽暦よりも1年が10日ほど短い為、実際の季節とは年々ずれていく。
今年2003年のラマダンは10月27日という気持ち良く晴れた秋の日に始まったので、「飲食しなくても、さほど苦痛を感じない」と皆、口を揃える。
ちなみに、6、7年前のラマダンは真冬だったので、断食すると内陸性気候特有の寒さがいっそう身にしみたという。もっとひどかったのは30年位前の真夏のラマダン。気温が50度近くにあがるマラケシュでは、喉の渇きが耐えがたく、しかも日没時刻が遅い。それはそれは生き地獄のようだったという(体験者・談)。その上、(気のせいだとは思うが)今よりも昔のマラケシュの方がずっと暑かったのだ!と主張する。70年代のマラケシュ・・・確かに想像しただけで、視覚的にもかなり暑苦しそうで、思わず同情してしまった。

そんな訳で、秋空のジャマア・エル・フナ広場はラマダンでもいつも通りの賑わい。
前日の夜中に大雨が降った爽やかな昼下がり、広場のハルカ(大道芸人の輪)の上方をふと見上げると、「あっ、アトラス山脈に雪が!」
夏には姿を消していたアトラス山脈に昨日初雪が積り、今年は、ラマダンの季節にその姿を現してくれた。まるで今年のラマダンを応援するように、遠くからマラケシュを見守っている。
TEXT & PHOTO 藤田麻里

パラボラ・アンテナの向こうに
かすかに雪を頂いたアトラス山脈の姿が!!(写真をクリックしてください)



 掲載の写真・記事・イラスト等すべてのコンテンツの無断複写・転載を禁止します。
(C) Copyright 2003 CARAVAN VOYAGES All right Reserved.