CONTENTS



取材撮影コーディネート


ベルベル本革バッグ
価格/Sサイズ350DH
(4500円)
Mサイズ500DH
(6500円)
カサブランカ空港内、出国ロビー左50M
日本人デザイナーが企画製作したオリジナル商品/高品質伝統品/アンチック/トアレグ銀細工/革バック/ベルベルキリム、絨毯各種/バッブーシュ/寄木細工/民族衣装他豊富

Produced by MARI FUJITA

エッサウィラに行く

マラケシュの暑さと喧騒から逃れようと、港町エッサウイラに行って来た。マラケシュが赤い町、カサブランカが白い町なら、エッサウィラは青い町だ。大西洋の深い青と空!海に突き出しているせいか年中強い風が吹き、「風の町」との異名をとるエッサウイラは、一年を通じて国内外のウインド・サーファーを多く集めている。灼熱のマラケシュからバスでたったの2時間だというのに、愕然とする程涼しいではないか!
小さなスークを歩いていても、16世紀頃からポルトガル人が多く住んでいた影響で石造りの建物が多く、それが深い空の青と相まって心が安らぐ。モロッコの人は自分の町に似合う色をよく知っているのか、窓枠や看板から町を走るタクシー、港に停泊する漁船も青で統一されている。マラケシュと比べると、ここは異国のように静かで、住む人々の気質も海のように穏やか、昔から多くの芸術家が長く逗留したという話にも頷ける。騒がしいのは、港で魚をお目当てに群がるカモメくらいのものである。
さて、カモメ以上に新鮮な魚に飢えている私は、彼らより素早く、まず港の魚市場にまっしぐら。いるいる、引き揚げられたばかりのマグロやタイ、アジ、ロブスター、カニ、イカ。おじさんの掛け声でセリ市が始まっている。
ロブスターとエビとイワシを買い、海に面した通りにある「魚の屋台」に持ち込む。ロブスターは軽く茹で、イワシは網で焼くように頼み、待つ間に、持参のマイわさびとマイ醤油を取り出してエビを生のまま食べる。採れたてのエビのお刺身は最高においしい。魚を生で食べる習慣のないモロッコ人達に、遠巻きにかなりジロジロ見られてしまった(それでも以前ウニを食べた時ほどではない)。注文した筈の茹でロブスターはなぜか網焼きにされていたが、ロブスターには違いがない、レモンをかけて堪能する。
ビーチに沿って歩くと、「ブスラ」という豆スープで昔から有名だという小さなカフェに行き当たる。数年前に新しくできた5星ホテル、ソフィテル・モガドールがきっかけで、このビーチは急速にお洒落な散歩道になりつつある。昔からあったこの地味なカフェも若い人でいっぱいだった。「ブスラ」は乾燥豆を粉にして煮込んだスープで、味噌汁の味に少々似ている。田舎風のパンと合わせると美味。
青い空と海、日本に少し似たシンプルな味に、少々ほっこりした週末でした。

Text & Photo by 藤田麻里

昔ながらに木で造船
砦のあちこちで見られる風景

港と船を行き来するボート
これも全部、青一色!

メディナの中にも穏やかな風
石積みの小さな戸口が並ぶ



 掲載の写真・記事・イラスト等すべてのコンテンツの無断複写・転載を禁止します。
(C) Copyright 2003 CARAVAN VOYAGES All right Reserved.