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取材撮影コーディネート


ベルベル本革バッグ
価格/Sサイズ350DH
(4500円)
Mサイズ500DH
(6500円)
カサブランカ空港内、出国ロビー左50M
日本人デザイナーが企画製作したオリジナル商品/高品質伝統品/アンチック/トアレグ銀細工/革バック/ベルベルキリム、絨毯各種/バッブーシュ/寄木細工/民族衣装他豊富

Produced by MARI FUJITA

サボテンの実を食べる

 モロッコの暑い夏を象徴する庶民の食べ物、それはウチワサボテンの実、「カルモス」である。
大体は4個までで1DH(=約13円、03年7月現在)。スイカやメロン等とは違い、食卓にすらあまり上ることもない駄菓子ならぬ「駄フルーツ」だが、この暑さの中、ちょっと木陰を見渡せば、大抵「カルモス売り」のおじさんが、この瑞々しい黄緑色の実に水を撒いたりしていて、なんだか涼しい雰囲気を漂わせている。ウチワサボテンは、モロッコのほぼ全土に自生していて、初夏に黄色い花をつけたあと、洋ナシ位の大きさの実をつける。灼熱の日差しの下では、甘すぎないこのフルーツの味は、喉の乾きを癒すのにはちょうどいい。中身は薄いオレンジ色をしていてたくさんの種が入っている。ちょっとゴロゴロした感じがするが、味にはクセが無く、後味もさっぱりして悪くない。
「ラハンディ!カルモス・ラハンディ!ルムース・アンディ!」(インドのサボテンの実だよ、ナイフで切ってあげるよ!)
マラケシュ近郊から運んで来たたくさんのサボテンの実をいっぱいに載せて、おじさん達が台車を引いて街角を行く。ウチワサボテンは実はインドではなく、大昔にメキシコから渡って来たらしいと言われているが、とりあえず、「とにかくトロピカルなフルーツである」ということを強調したいらしい。近寄ると、つるりとナイフで皮をむいてくれて、こちらがもういいというまで何個でも差し出してくれる。
「元気かい?暑いねえ」「ほんとに暑いよねえ」
灼熱の太陽の下、カルモス売りのおじさんと、こんなちょっとした会話を交わせば、気分まで潤うような気がするのだ。
text & photo 藤田麻里

マラケシュ郊外の赤い大地に
根付くウチワサボテン

開店準備中「カルモス売り」の屋台
この時期ほぼ50m置きに存在

どんどん差し出してくれる
ウチワサボテンの実



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