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取材撮影コーディネート

カサブランカ空港内、出国ロビー左50M
日本人デザイナーが企画製作したオリジナル商品/高品質伝統品/アンチック/トアレグ銀細工/革バック/ベルベルキリム、絨毯各種/バッブーシュ/寄木細工/民族衣装他豊富
正しい?楽しい?列車の乗り方

私は長距離の移動に時々列車を利用します。
バスがあっても、列車派です。どうも同じ姿勢で長時間座るバスの旅は好きではありません。

何度か列車を利用しているうちに、何となく私なりに列車でのマナーがわかってきました。
(列車だけでなく他にも当てはまるかも…)

まず、切符の購入。
モロッコ人はよく横入りをしてくるので、そういう人は睨んで撃退します。
もしくは「アプレ モア(私の後ね)」と言いましょう。
行き先を告げます。クラスを言わなくても、出したお金で判断してくれます。
(もちろんプルミエ、もしくはドゥズィエム・クラスと言えば確実です!)

切符をもらってホームへ。
だいたい入り口の検札のおじさんがホームを教えてくれます。
ホームの電光掲示板は時々チェックします。
遅れている場合は、10min retarde(10分遅れ)などの表示が出ます。
1等の車両が列車の先頭(tete)か後方(queue)かも表示されます。

ここからは2等席に乗る場合。

列車が入ってきたら乗り口に向かいます。ここが戦争。
基本的には降りる人を待ってから乗り込みますが、そんなことお構いなしのモロッコ人多数。
とりあえず乗り込んだら、すぐに席を探します。混んでいない時は焦ることもありませんが、
混んでいる時は、ここが一番の正念場。1コンパートメント内8席が基本。
コンパートメントを見て「空いてる!」と思ったら迷わず座りましょう。
もう少しいい席があるかも、などと悠長なことを思ってはいけません。
ただ、その席が空いてるかどうか微妙な場合もあるので、席を指差してみて、中の人たちが
「ラッ!アーマル」と言ったら諦めましょう。すでに先客がいて埋まっているということです。
無事に席が見つかったら、コンパートメントに入るときに「アッサラーム・アレイコム」と
言います。すると皆「ワレイクム・サラーム」と迎え入れてくれることでしょう。

ここからはモロッコ人の行動観察タイムです。存分にお楽しみください。
私が乗った先週の車内実況中継…。

この間は、たまたまコンパートメント内は女性ばっかり。一人の若いお母さんが赤ちゃんを抱いて
いましたが、その子が大泣き。どうやらお腹が空いてそう。旦那さんは席が無いので外の廊下で
立っていましたが、みんなが口々に「旦那の名前は?」と奥さんに聞きます。そして奥さんが
「ハミッドです。」と答えると、全員が「ちょっと、ハミッド!ミルク作るからとお湯〜!」
と彼を呼びたてます。奥さんは赤ちゃんを抱いて手がふさがっているので、周りの女性たちが
代わりに哺乳瓶に粉ミルクを入れ、お湯と水で温度を確かめながら、ミルクを作ります。
赤ちゃんもミルクに満足してすやすやと眠りに入りました。
落ち着いたところで、別のお母さんがお菓子を皆に配りだし、隣のお母さんもフランスパンに
チーズを挟んだサンドイッチをちぎって、皆に配りだします。もちろん私にも。
モロッコでは、持っている食べ物を自分だけで食べるということをあまり見ません。皆に必ず
「ハイ、どうぞ!」と分けてくれます。そして皆も遠慮なく「シュクラン!」ともらっています。
先ほどの若い奥さんは赤ちゃんを抱いたままだと食べにくいので、隣のお母さんがその間代わりに
抱っこしてくれます。隣の若い人も代わって抱っこしてあげます。お母さんも赤ちゃんが手から
離れ、少しリラックスした様子。その後は皆でおしゃべりに没頭します。老若男女関係無く、
それも車内は全員見知らぬ人同士。どうしてここまで盛り上がるのか?と不思議になるくらいに
皆おしゃべりを楽しんでいます。新聞や雑誌も、誰が持ってきたのか分からなくなるくらいに
まわし読み。退屈な数時間もこうして楽しく過ぎていきます。

基本的に車内放送はないので、今どの駅にいるのか、周りの人に聞くか、時刻表頼りです。もちろん駅にはちゃんと駅名が書いてあるので、それでも分かりますが…。
車内販売もあります。(アルコールはなし)
車掌さんが検札に回って来ますので、切符にチェックをしてもらいます。
あとはノンビリと車窓の景色を楽しみ、モロッコ人の行動をウォッチしてください。


列車、特に2等はモロッコ人を知るには絶好の機会です。皆様も是非楽しんでください。


Text & Photo by TOMO



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