ここモロッコではお国柄故、CNNを始めとするアメリカや西側諸国の衛星放送をみることが出来ると同時に、中東のアル・ジャジーラ放送やイスラム各国のテレビニュースを豊富に拝見することができます。アメリカ一辺倒の情報ばかりが都合よく流される日本のメディアにおいて、ここ2、3日は日本人外交官2名の死に国中が涙しました。2階級特進しても、国際貢献の英雄としてお二人を讃えても、たとえ総理大臣が葬式で涙を流しても、彼らは2度と生き返る事はなく、ただそこには、残されたご遺族に突然降りかかった悲劇のみ永劫に続いていくのです。前後して起こったスペイン特殊部隊の死、韓国の民間人の死も報道され、遺族の悲しみと共にイラクの治安悪化、混乱の極みが伝わってきます。アメリカの占領の元でその友好国の人々の死や軍人の殉職・・・。一方では、イラクと同じアラビア圏の国、ここモロッコでは、もう一つの死、すなわち占領国アメリカの攻撃によって殺戮されたイラクの人々の惨状がまさにそのディテールに渡って報道されている事実。先のアメリカ軍によるアイアンハンマー作戦は圧倒的な兵力を持って、旧フセイン派の残党やテロリストのアジトを急襲し、効果的に殲滅したと発表されているが、無差別的な爆撃で問答無用に犠牲となった民間人や子供達の死を映し出す報道は日本側で殆どなかった。そもそもその事実すら日本国民は知らないのではないか。長年の戦乱と、経済制裁によって弱体しつくしていたイラクという国を、圧倒的な兵力で一方的に叩きのめし占領したアメリカが殺戮したイラク国民の数は、アメリカの軍人やその協力国の人々の死とは比べ物にならない数であり、罪なきイラク側の人々の尊い死についても我々は忘れてはならないのです。一人のイラク人の死は、同じ宗教を持ち、同じ血を共有する世界中の同胞の民族意識を奮い立たせ増幅させるだけです。世界最強の軍事大国の独裁者が勝手な理由で他国を侵略し、大量破壊兵器が見つからないと知るとその問題は棚上げにして、次はテロとの戦いと言って民間人とテロリストの区別もなく戦闘に巻き込む、挙句の果てに戦後復興、国際貢献といい国連を無視し、イラク国民の要請もないのに勝手に他国を占領した偽善者達に真の勝利など訪れるはずがないでしょう。テロリストかどうかも知れず、一方的に抹殺され、尊厳もなく自分達の国の自分の土地の中で侵略国の兵隊に虫けらの如く殺された人々、子供達の無念さは、立場こそ違うけれども、テレビに映し出されていた日本人外交官のご遺族、ご子息のそれと同じであると私は思います。偏った報道や情報に振り回されず本質を見抜き、そしてこれ以上の悲しみの連鎖が続かないよう、いま私達一人一人が考え主張する時だと思います。ここモロッコでは冒頭で述べましたがあらゆる情報が入ってきます。アメリカが流す情報とは違う視点で見、聞き、判断をする人々の目が真の独裁者に向かって鋭く突き刺さりつつあることを私は肌で感じています。12月7日 村川 敏弘
ここモロッコではお国柄故、CNNを始めとするアメリカや西側諸国の衛星放送をみることが出来ると同時に、中東のアル・ジャジーラ放送やイスラム各国のテレビニュースを豊富に拝見することができます。アメリカ一辺倒の情報ばかりが都合よく流される日本のメディアにおいて、ここ2、3日は日本人外交官2名の死に国中が涙しました。2階級特進しても、国際貢献の英雄としてお二人を讃えても、たとえ総理大臣が葬式で涙を流しても、彼らは2度と生き返る事はなく、ただそこには、残されたご遺族に突然降りかかった悲劇のみ永劫に続いていくのです。前後して起こったスペイン特殊部隊の死、韓国の民間人の死も報道され、遺族の悲しみと共にイラクの治安悪化、混乱の極みが伝わってきます。アメリカの占領の元でその友好国の人々の死や軍人の殉職・・・。一方では、イラクと同じアラビア圏の国、ここモロッコでは、もう一つの死、すなわち占領国アメリカの攻撃によって殺戮されたイラクの人々の惨状がまさにそのディテールに渡って報道されている事実。先のアメリカ軍によるアイアンハンマー作戦は圧倒的な兵力を持って、旧フセイン派の残党やテロリストのアジトを急襲し、効果的に殲滅したと発表されているが、無差別的な爆撃で問答無用に犠牲となった民間人や子供達の死を映し出す報道は日本側で殆どなかった。そもそもその事実すら日本国民は知らないのではないか。長年の戦乱と、経済制裁によって弱体しつくしていたイラクという国を、圧倒的な兵力で一方的に叩きのめし占領したアメリカが殺戮したイラク国民の数は、アメリカの軍人やその協力国の人々の死とは比べ物にならない数であり、罪なきイラク側の人々の尊い死についても我々は忘れてはならないのです。一人のイラク人の死は、同じ宗教を持ち、同じ血を共有する世界中の同胞の民族意識を奮い立たせ増幅させるだけです。世界最強の軍事大国の独裁者が勝手な理由で他国を侵略し、大量破壊兵器が見つからないと知るとその問題は棚上げにして、次はテロとの戦いと言って民間人とテロリストの区別もなく戦闘に巻き込む、挙句の果てに戦後復興、国際貢献といい国連を無視し、イラク国民の要請もないのに勝手に他国を占領した偽善者達に真の勝利など訪れるはずがないでしょう。テロリストかどうかも知れず、一方的に抹殺され、尊厳もなく自分達の国の自分の土地の中で侵略国の兵隊に虫けらの如く殺された人々、子供達の無念さは、立場こそ違うけれども、テレビに映し出されていた日本人外交官のご遺族、ご子息のそれと同じであると私は思います。偏った報道や情報に振り回されず本質を見抜き、そしてこれ以上の悲しみの連鎖が続かないよう、いま私達一人一人が考え主張する時だと思います。ここモロッコでは冒頭で述べましたがあらゆる情報が入ってきます。アメリカが流す情報とは違う視点で見、聞き、判断をする人々の目が真の独裁者に向かって鋭く突き刺さりつつあることを私は肌で感じています。
12月7日 村川 敏弘
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