SUMMER IN CASABLANCA 7月に入ると町のライト・アップが始まった。緑やオレンジのライトでやしの木が照らされ、いかにもアフリカな感じがする。モハマド5世広場では野外コンサートが開かれ、夏真っ盛りのカサブランカだ。気温は7月下旬に入り急に暑くなり日中は36,7度まで上がる。昼間太陽の光にくらくらしてしまうが、寝苦しい夜はまだない。旧市街のカサブランカ港を望むところにある大砲を知ってますか?カザポート鉄道駅からハッサン2世モスクに向かう際に必ず目にはいるこの場所に半年前カフェ・レストラン「スカラ」がオープンした。最近は家にいても暑いからか(クーラーのある家は滅多にない。)、昼も晩も大勢の人で賑わっている。このレストランは中央市場裏にあるタパス・バーレストラン「ボディガ」のフランス人オーナーがカサの旧市街の保存と文化的交流の出来る場の提供を兼ねてモロッコ風インテリアのオープン・エアのカフェ・レストランを作ったのだ。常設のカサの若手アーティストの展示場があり、直接作品も購入できる。昨日の夜はいつもはカフェになっているスペースで結婚式が行われていた。音楽隊が奏でるオリエンタルの調べにカフタンを着込んだ女性達が踊る。レストランの厨房からはウエイターが例のトロンボーンのような楽器を鳴らし、太鼓が加わりドンちゃん騒ぎ。これが楽しいところ。「ボディガ」でも毎回このぶーぶーが鳴り始めると、スタッフが踊りだす。大砲のある広場ではまるで学祭のように若者がレゲエをモロッコのギナワ音楽と混ぜて演奏していた。夏の間、火・水・木曜日の毎晩コンサート、朗読会、古いエジプト映画、ドキュメンタリーの上映会がある。サハラからの熱風が吹く夜でむしむしと暑く、日本の夏を思い出したが、ミント・ティーはやっぱりちょっと違うかな。