Trrafic Jam
モロッコ一、北アフリカ一の商業都市カサブランカの交通事情は、間違っても(天と地がひっくり返っても)良いとはいえない。庶民の足は、やはりバスか乗合の中古メルセデスのグランド・タクシー。同じ地域に行く人が数人集まれば、出発する。値段は距離によって決まっているが、観光に便利なグランド・タクシーはあまりなく、そうなると赤色のプチ・タクシーに乗ることになる。基本料金は5DHで、市内なら20DHを越えることはめったにない。カサブランカにはひっきりなしにこのプチ・タクシーが走っているので、便利だが、メーターが壊れていたり、使わない運転手もたまにいるので、そういう時はいくらでどこどこに行けるのかまず確認して下さい。夜は、50%夜間料金がかかります。
カサブランカには一日に3回の通勤、帰宅ラッシュがあります。朝、8時から9時にかけての、ファースト・ラッシュ。自家用車、バス、グランド・タクシー、プチ・タクシー、バイク、自転車等々がごちゃごちゃに我先と道を急ぎ、クラクションの嵐。そして、自分が鳴らしたクラクションの音にイライラする運転手、他人のクラクションに文句をつける別の運転手・・・。朝から、疲れる光景です。セカンド・ラッシュは、正午の帰宅ラッシュと、14H00〜14h30にかけての通勤ラッシュ。こちらの人は、通常お昼を家族揃って自宅で食べます。クラクションを鳴らしイライラしながらも、やはり帰宅してお昼をとるモロッコ人、日本人の目からみると「帰宅した方が、疲れそう。」なのですが、家族揃っていうのが基本のモロッコでこの習慣がなくなることはなさそうです。最後のラッシュは18H00〜18h30にかけての帰宅。これは19h00過ぎまで続きます。大通りはこの時間帯クラクションと、割り込みの車であふれ、わたしは極力この時間帯に歩けない距離には移動しないようにしています。タクシーに乗るのが、非常に困難だからです。大いに賑わった大通りは、20h00過ぎにはうって変わって、寂しくなり、交通量はぐっと減ります。カサは大都市の割に日本では考えられないほど、夜は早く訪れ、21h00を過ぎて出歩く人、特に女性は目立ちます。
19時のラッシュが過ぎれば、11時間後の朝ラッシュまで町は静まります。
text&photo by 草野 マキ