2007年のラマダンは9月14日から始まり、約1ヶ月間続きます。さて、イスラム教徒にとって重要な修行の一つであるこのラマダン期間中、モロッコ全体で生活の様子ががらりと変わります。まず、日の出直前から日没直後まで、一切飲食をしません。そのため、日中街中のカフェ、スナック、食べ物屋は閉まります。(しかし、観光客がよく利用するレストランはラマダン中の日中も営業していますのでご安心下さい。)日中、町は多くの店が閉まっているため、いつもより活気がなく、多くの商店の開店時間も10時からになったりと通常より遅れます。官庁、一般企業は15時もしくは15時30分で終わり、その後家路を急ぐ人々で大交通渋滞がおこります。日の入り前はほとんどの人が自宅で断食明けの最初の食事を待っているため、町はシーンと静まり返り、まるで死んだようになります。断食が解けた後、食事を済ませ、19時頃になると人々は町に繰り出し始め、町は日中の静けさを取り戻すかのように賑やかになります。その後、21時、22時ごろに夕食を取ります。町は深夜過ぎまでカフェが営業し、賑わいます。家庭によっては、日の出前に軽い朝食をとり、また7時ごろまで寝る所もあります。この時期に観光する場合、日の入り前後は何も物事が運ばないと頭に入れて頂き、移動中の場合は運転手も他の乗客も日の入りに合わせて食事をするので休憩があります。夜遅くまで町は賑わうので夜の町にちょっと繰り出すのも日中との違いが味わえ面白いと思いますし、ラマダン中に特別に食されるスープ、お菓子を食べるのも貴重な経験になるでしょう。なお、ラマダン期間中以下の点にご注意ください。@ ラマダン中はイタリアン、フレンチ、中華レストランは普通閉まります。A 日中戸外でのアルコールの摂取、タバコは目立たぬように。外国人が吸うこと、飲むことはもちろん自由ですが、日中は配慮があった方がよいと思います。B ラマダン中は肌を出すことを嫌い、ベリーダンサーが踊らないことが多く、それに代わりフォークロアショーが催される場合や、ショー自体がキャンセルになる場合があるので、事前に確認を。C 日没時刻の1時間は、みな食事をとるため家路を急いでいるので、毎日交通渋滞が生じます。この時間帯、出歩くときは注意を。タクシー等も捕まえにくくなります。D 観光スポットがラマダンの影響でクローズされることはありませんが、9時から16時の時間帯に変更されます。E ラマダン明けのお祭りの日(予定では10月中旬)は1日中観光スポットが閉まります。
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