夏休みに連れてきた娘の藍と共に北アフリカの最高峰ツプカル山(4167M)に登ることになりました。私は仕事柄7年程前に一度登頂していますが50目前の今では体力的についていけるか自信がありませんでしたが娘の藍は14歳、元気満々です。
朝7時40分に愛車の四輪駆動車(ランドクルザー)でカサブランカを出発。弊社のアシスタントのムスタファ氏を同行させ一路、マラケシュのホテルへと向かう。
上写真:第一中継地点を後に第二中継地点を目指す娘、藍
午前11時30分、古都マラケシュに到着。狂喜の赤い古都は観光客でごった返し体感気温は45度位か?ホテルで山岳ガイドと合流した後、ペンションがあるツプカル国立公園内、イミリル村へ。途中小さな村を抜け川沿いの緑豊かな渓谷を走る。緑が豊かなのでとてもモロッコとは思えない風情に感激。イミリル村は(1726M)、ツブカル山登頂山岳基地でありヨーロッパ人やモロッコ人で賑わっていました。林檎やイチジク、アーモンドの収穫を待つように実が熟していましたよ。
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マラケシュから約70kmにある 登山口イミリル村 |
イミリル村を散策 |
山肌に建つ民家 |
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高台から見るイミリル村 |
山岳ガイドのペンション (1726m) |
収穫を待つ林檎 |
翌日、朝7時頃、登頂開始。ペンションを後にし目指す標高約3200Mのロッチへ向け歩き始める。川沿いの細い道や石ころだらけの道を登り始めました。途中何度も荷物、人を運ぶラバ達に追い抜かれ、疲れが出始める。ただラバの強さには舌を巻くほどに見事。
優雅で雄大な景色はチベットのよう!途中山を下る人達の中に日本人グループが居り驚く。何でもラバト在住のJICA関係の人達で自分達でやって来たとか。すれ違うラバ使い少年達の元気な笑顔が頼もしい。藍はと言えばそれ程へばった様子も無く歩いている。私も20年前まではあんな感じだったのに・・・なんて考えながら下を向き歩く。
午後1時、6時間のトレッキングの果て視界に旧ネルツナー小屋(標高3200M)が見える。近くには色鮮やかなテントの花が咲き美しい渓谷にへばり付いています。赤、白、青とまるでフランスの国旗のように見えました。私達が泊まるロッチが見え、その手前に新しいロッチが建設されています。
やっとの事でロッチに着き、モロッコ料理の昼食を頂きました。疲れは頂点に達し2時間程、遅い昼寝をしました。暫くしてロッチと周囲の探索をしました。外は綺麗で美しい環境、感動する間もなく8月というのに、雹が降りしばらくすると雨に変わりました。季節の変わり目らしく雨が上がると、今度は雲が切れ、山が輝き幻想的な夕焼けが空の大スクリーンに映し出されます。老骨に鞭打ち登ってきた苦労が一瞬にして吹き飛んだ瞬間です。ヨーロッパ人でごった返す山小屋でざわめきの中、夕食を頂き早く床に付く事にします。
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家の屋上で語らう女性達 |
朝7時出発、ツプカル山へ |
1800m付近を歩く一行 |
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荷物や人を乗せ登るラバ |
こんな服装でも登る |
ラバに跨り頂上を目指す |
翌日、ざわざわする声に目が覚め、時計を見てみると早朝6時。さてと起きようとするが足が踏ん張れない。起きれないのです。普段ろくに運動もしない不摂生な私の身体は突然の登山に耐えられなかったのは間違いがありません。
この先、頂上を目指す、藍とムスタファには申し訳ないが登頂の断念をするしかありません。前方に聳える大岩壁、急勾配の登山道は壮大です。あの彼方にある頂上と、そこから眺めるサハラ砂漠と4000M峰の山並みを見れなかったのは残念ですがもう一度身体を鍛え直して、ツブカル挑戦を密かに誓う中年親父の短い夏の記録でした。
◎ツプカル山ロッチのミニ情報
水道 湧き水を利用
シャワー あり(水)
ミネラルウォーター
ジュース類、お菓子類は購入できます。
ベット数 約80床程度
2段ベットでソファー付き
寝袋、毛布は持参必要。
ロッジ近辺でのキャンプ可能です。
荷物の輸送手段
ラバにて荷物は標高3207mのロッチまで搬送可能。ただし10月中旬まで。
10月中頃以降は雨や雪が降るので冬山登山になります。
○ツプカル山登山やモロッコ旅行の手配は当社にお任せ下さい。
Text & Photo by KAZUO
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第一中継点、ひと休み |
第一中継点で休む老婆 |
荷物を運び終え笑顔で下る少年 |
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もう少しで3207mにある ロッチだ! |
3207mにある頂上えの 中継ロッチ |
ようやく着いたロッチ笑顔の ムスタファと藍、疲れた父 |
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ロッチの看板3207mと 書かれてある |
ロッチの窓から |
夜8時ロッチの前で語らう (頂上を夢見て) |
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新しいく建設中のロッチ |
朝荷物を積み下山する ラバとラバ使い |
険しいツプカル山を今日も目指す |