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取材撮影コーディネート

旅のQ&A(実践編)

モロッコの旅を楽しくするのも、また不愉快にするのも貴方次第かもしれません。全てを日本の基準に当て嵌めて比較し不平不満を言う向きにはモロッコは適しない国だと思います。例えば自転車のブレーキに準えて、全てに”遊が無い国の私達が、あらゆる面に想像以上の”遊び”を持つモロッコ人の懐の中に入って彼らの生活を見せて頂くと云った発想でこの国を歩けば楽しさも倍増する筈。ちょっと締め付けすぎた人生のブレーキに心なしかの”遊び”と云う余裕が生まれればモロッコの旅は儲けもの・・・と私は思っています。

■ モロッコ入国時の注意点

航空機で入国する際、気を付ける事は到着1時間前辺りに、客室乗務員がモロッコ入国用のカードを基本的に配ってくれます。フランス語、アラビア語表記なので判りづらいでしょうが記入しておく事。飛行機を降りるとそのまま空港内に続いている場合が多いので、係官の指示に従って進んで下さい。目の前に検査場が見えると順番に並びます。パスポート検査官の入国印を貰い、通路を10M余り進むとまた査証と持ち物を確認する警察官が居て機械に荷物を通し問題が無ければ更に前方に進みます。預けて置いた荷物が順次流れるコンベアー前に到着です。そこで確実に素早く自分の荷物を集め近くにある無料の荷物トレーに乗せ出口を目指します。そこには税関の係官が数人待ち構え、不審な荷物に目を光らせ運が悪ければ荷物の検査を受けます。日本人観光客の場合はそれ程厳しくはありませんが、ノートパソコンやビデオカメラ等は個人用なのか、販売しないか聞いてくる場合があります。万が一荷物が届かない見当たらない場合は直ちにロストバゲージのカウンターで届け、書類を貰い、運が良ければ翌日便で届くか、1週間掛かるか神に祈るしかありません。
全てがクリアーになると、空港内正面出口にでて(1箇所です)左前方に銀行を確認すれば両替です。トラベラーズチェックは余り快く換えてくれないので(時間が掛かるからか?)出来るだけ円でもUS$でもEUROでも良いですからキャッシュでモロッコDHに換えます。(2005年10月現在1DH=12円強)その後空港外出口(右方面)から外に出ます。前方に20M程進むとタクシー乗り場がありますので市内まで乗るのが一般的です。料金は150DH〜200DH。鉄道もあります。

■ モロッコ出国時の注意点

基本的に国際線の場合該当フライト出発時間の2時間前には空港に到着しておくのが原則。カサブランカ市内から空港までのタクシーでの所要時間は40分前後なので早めの到着を心がける事。夏場や年末年始、シーズン中は空港が大混雑し思った以上に時間を費やすこともあり気が抜けない。AF等は特に時間に厳しく遅れた場合は問答無用でチェックインさせないこともある。また中東系の航空会社では、事前確認をしたにも拘らず空港では席が消されていたりして涙を呑むケースもあり注意が必要だ。混雑が予想される時期では直接該当航空会社のオフィースまででかけて再確認することも必要になる。モロッコ通貨の国外持ち出しは禁止されているので事前に使い切るのがベスト。大量に残った場合は外貨交換可能だが、その際は外貨からDHに両替した際の銀行の両替レシートが必ず居る。イミグレーションに入る前に空港内銀行にて交換すること。尚査証に出国印を押された後に進むと免税店があるがそこでは外貨しか使えない。

■ チップについての憂鬱

例えば自力でモロッコを旅行する場合、入国後お世話になる乗り物はタクシーが多い筈、いきなり料金交渉の洗礼があります。カサブランカ空港では公式の料金が提示されているが、一歩そこを離れると規定料金など通用しない場合が多いので果ての無い労使交渉のような争議が続くことになります。この国では”あうん”の呼吸など無いので、乗車する前に料金を決めて置かないと大変なことになりますよ。タバコや記念品をねだったり、チップの強要をしてくることもあるのでなかなか難しい。基本的にサービスが良かった場合にはチップは渡すのが常識だが、これも最初に渡しては絶対にならない!車から降りる際、力強く一気に渡して離れる。振り向かず耳も貸さず毅然と背筋を伸ばして歩き去る。運転手も貴方の気迫に飲み込まれてそれ以上の後追いはしないはずだ。ただしあわてて持ち物を車内に忘れないように。荷物はまず帰ってこないと思った方が良い。料金の10%が目安か?

■ モロッコのホテルで注意すること

世界一の目配り、気配り、保守点検管理が行き届く我が日本のホテル事情をそのままこの国のホテルに期待すれば悲しい結果を招くと思います。大都市には世界的なチェーンホテルもありますが地方では現地人が経営する地場ホテルしかありません。時間は彼らの都合で動いているのです。次に注意点を列記しますと・・。

1:開業1〜2年のホテルならいざ知らず、それ以降のホテルは概して室内外の設備面に不具合がある。
2:熱湯設備が不十分で、バスタブがあってもシャワーの容量しかない。また寝る前や、朝方は他の客もシャワーを使用するので熱湯が出なくなる。石鹸やシャンプー、タオルもない場合があるので持参する方が良い。
3:ちょっとした外出であっても貴重品や所持品は持参するか、スーツケースの中に入れ施錠をする。女性の場合など、化粧品や下着類等日本人の持つものは質が高いので、現地では羨望の眼差しで見られる。
4:部屋の不具合や交換、修理を依頼する場合は待っているのではなくこちらから出向き同行させること。でないと朝まで何も変わらない事が多い。

■ トリプルルームに泊まりたい

3人で1部屋(トリプルルーム)に泊まる場合の注意点は、元々2人部屋の所に簡易ベットを持ち込むだけなので部屋は狭くなるし1人だけ貧相なベットに寝ることになるので予め覚悟が必要です。

■ 熱湯シャワーの秘密

モロッコの給湯システムはまだまだ貧相ですので日本と同じように考えているとえらい目に合います(最高級ホテルは別として)。限られた容量の給湯しかありませんので、要領良くシャワーで済ませることです。ホテルのチェックイン後直ぐに部屋に入りシャワーを浴びるのが良いようです。まだ他の人が使用していない確率が高いのでお湯も豊富ですが、夕食後寝る前や朝方等はお湯が出ない場合もありますので気を付けて下さい。特に砂漠地方で湯が出ない!と騒ぐのは日本人ぐらいです。島国日本人はとかくお風呂の湯をたっぷり使い湯船に浸かる事を望みますがその楽しみは帰国後に取っておいて下さい。高級ホテル以外はシャンプーも石鹸も付帯していない場合が多いです。

■ ホテルの朝食について

フランスの影響が強いお国柄、普通のホテルの朝食はコンチネンタルブレックファーストが一般的です。パン、チーズ、バター、ジャム、オレンジジュース、ヨーグルト、カフェーかお茶がセットでちょっと物足りない余韻を残します。一方アメリカンブレックファーストは先ほどのメニューに何品か暖かいものが付きます。例えばゆで卵、スープ、ハム、オムレツ等(地域にも寄ります)

■ ホテルの夕食について

お客様の多いシーズンは主にビュッフェスタイルの料理がテーブルに並びます。モロッカン、インターナショナル、ライス等、比較的何でもあるので日本人には向いており味も良い。ローシーズンはお客様が少ないのでセットメニューになる場合が多い。基本は前菜、メイン(牛、チキン、タジン)デザートの3品。コーヒーやミネラルウオーターは別に料金が掛かる。カスバ、砂漠地方ではハイシーズンはビュッフェばかりが続き苦情になることも多いが土地柄我慢、我慢・・・。

■ 昼食はローカルレストランが多い訳

モロッコ1周ツアーの場合はその日の宿泊地までの移動の途中に昼食を取る事が多いので必然的にローカルレストランを使用することになります。宗教色の強いお国柄、料理は単調です。モロッコ料理が主流で大都市以外は中華も日本食も期待できません。内陸部ではその地理的、歴史的背景が主食にも影響を与えています。チキンばかりが続くと言った苦情も聞きますが、限られた食料の中から作り出されるメニューは微妙に味も工夫も違うのです。日本の旅館に泊まると、刺身と天ぷらは毎日出ます。そんな感覚だとご想像下さい。



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